大人から始めるバレエライフ

大人(大学生)からバレエに目覚めたOLによる、バレエの気づきを共有するブログです♪

【自粛中の自由研究】タンジュで軸足に正しく立てない

こんにちは!
突然暑くなりましたね☼
でもまだベランダで過ごす時間が
もう少し楽しめるかな?

ベランダタイムが
自粛になって得したことです😌

では今日はタンジュのお話。

 1.タンジュで軸に座ってしまう

この前、オンラインレッスンで
タンジュを注意されました。

アラセゴンとデリエールで特に
・軸足に座っているように見える
・軸が(両足に)またがっているように見える

とのことでした。

えー、最近結構
軸足のこと意識してたのに~。。

ただ、ゆっくりやると正しい場所が
「多分ここ」と分かるんですよね。
それがバーやセンターでできない・・。

練習でやるフリースローは決められるのに
試合中はゴール決めれない的な😂

(ちょっと)分かってるのに~、なんで?って感じです🤔

ということで、一人でタンジュの動きをひたすらムービー撮って研究してみました!
(あー、全然分かってなかった~となりました)

2.骨盤が意外と動いてる

ムービーとその写真は見苦しすぎてここに載せられたもんじゃないので、下手な絵でご勘弁を!💦

ムービーは全部、普段見れない後ろから撮りました。
そうするとまず気づくのは、タンジュする方向に関わらず意外と骨盤が動きまくってることです。
前から見るとそんな動いて見えないのが不思議です。
(いや、直視できていないだけか?笑)

ざっくりこんな感じです。

 

f:id:akaoninoko:20200511190433j:plain

ドゥバン:動足の腰が前にスライドしている
アラセゴン:動足の腰が少し上がっている
デリエール:動足の腰が後ろに引けて軸足が落ちている
(※補足:デリエールはどうしても少し腰が動いてしまうかと思います。
うつ伏せで骨盤のぐりぐり触れる骨「上前腸骨棘」が床に付いた状態のままデリエールに足を上げられる範囲以上は
動足の骨盤が床から離れるので、骨盤は斜めになります。)

ということで、ひたすら
「骨盤が傾かないように~」と何度もトライしました。

そこで分かったのは、

①軸足が相当突き上がってないとダメ
 (バーがないと立てない/動足を上げられない)
②動足が動いてもお尻の下を集め続ける
③恥骨の真下の内ももは付け続ける(意識)

最後の③は特にドゥバンの時で、
横と後ろは内ももを着けたまま動けないです。
「そういう意識で」ということですが、
どちらかというと多分②とか、
ハムストリングスを使い続けるという意識に繋がると思います。

①は次に書きます。
②は意識してるつもりですが、意外と出来てないんですね、これも。
「お尻の下を固定しちゃうと足なんて動かせないんじゃ」という疑問が少しあったのですが、
骨盤が動かないように~~!と意識すると、不思議とお尻の下を集めてました。
「(ガチガチに)固定する」とはまた少し違う感じでした。
「クリップで挟んでる」くらいの感じですかね。
脚が2つの輪ゴムだったとして、
「その2つの上の部分だけクリップで挟んでバラバラにならないようにしてる」感じでした。

3.MP関節と踵で突き上げられる場所に立つ

1番ポジションからタンジュする時に
軸足の上に座らないで、真っすぐになる位置!
→動足を動かしたときも骨盤・重心・軸足は動かさない!
→動足を動かしても骨盤は動かない!
って考えながらやると、
MP関節が全然押せなくて踵にばかり重心が乗ることに気づきました。
(これが両足に軸が跨っていると言われた原因)
そして動足が動かしにくい!ので
自然と「もっと軸足を突き上げたときたい!」と思いました。

でも軸足をもっと突き上げるには、
1番ポジションで立っている位置よりも少し重心を軸足寄りにしないと出来ない。
でも、プロも先生も1番のタンジュで全然軸が変わってないみたいなんだよな~。。🤔

と、あれこれ考えた結果、

5番なら重心を変える必要はないが、
1番は変えないと無理なはず!

という結論に落ち着きました。

1番タンジュの時に重心を変えてることの検証 

ということで検証!

ホントはプロの動画で見たかったのですが
良いアングルのものがなかったので、
キッズがデモンストレーションしている
動画を使用しました。


Battement tendu

やっぱり全然、軸が変わってないように見える~👀
でも!線を引いてみると!

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ドゥバンはほぼ軸が移動してないように見えますが、アラセゴン・デリエールは
やっぱり少し軸寄りに重心が移動しているのが分かります。

それでも移動していないように見えるのは、
両肩と左右の骨盤の点を結んだ四角、
いわゆるボックスが崩れていないからだと思われます。

軸足に座った状態、つまり軸足側の骨盤が上がった状態だと、このようにはならない訳です。
何より、足→骨盤→胴体側部→肩へと
真っすぐに突き上がりません。

この状態を再現してみましたが、ボックスを崩れさせないためには軸足も大事ですが、
胴体側部と脇も強くないと上から崩れてきてしまいました。

後ろから撮影すると色んな事が分かるのですが、
バーの持ち方のクセ(これも結局軸の問題ですが)で
肩が後ろに引けたりして後ろから見ると背中が
左右非対称になってることが多いです。
(バーを後ろに引いているということは身体がのけ反り気味ってことですね)

ということで、タンジュ1つで2時間くらい費やしてしまいました😂

4.さいごに

いかがでしたでしょうか。
今日はタンジュの軸についてでした。

内容をまとめると、

【骨盤】
自分で思っている以上に動いている!
・動かさない意識を改めてもつ
・動いていてもお尻の下を集め続ける
 (特にドゥバンでは内ももはつけたままを意識)

【軸と重心】
・MP関節と踵がしっかり押せる位置に立つ
 →1番の場合は軸足に重心を少し‼移動させる必要がある
  5番は初めから突き上がる場所に立っておく
※今回5番については書きませんでしたが、
 5番でも片足になる時にほんの少~し‼重心が変わると思うんですよね。
 両足で立ってる時と片足で立ってる時が全く同じなんてことあり得ますかね🤔
 ただ、1番のような左右への移動はほぼなくてできるはずです。

【上半身】
・両肩と左右の骨盤を結ぶ四角形は崩さない
 →脇/胴体の側部が崩れると上から崩れる

 という感じです。

ぜひ一度、自分のタンジュの様子を後ろから撮ってみてください😌

長くなりましたが、それでは良い一日を✨