大人から始めるバレエライフ

大人(大学生)からバレエに目覚めたOLによる、バレエの気づきを共有するブログです♪

【なんか違うぞプリエ】~第3弾~足首の腱は出てませんか?

こんばんは!
もうあっという間にGWですね。
一人で地道に身体の考察を続ける毎日です。
今日はプリエの時の足首についてです。

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1.足首のピキ!

プリエの時に足首の腱がピキッと出ますか?
それとも特に出ないでプリエが出来ていますか?

結論としては、プリエの時に
”足首の腱は出ない”のが正しいです。

足首の腱とはこの写真の赤の線のことです。

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2.腱が出るのは足指が浮いてる証拠

この腱はなに?

この3つの腱は親指側から

・前脛骨筋腱
・長拇趾伸筋腱
・長趾伸筋腱

と言います。

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これらの腱はそれぞれ

前脛骨筋腱→前脛骨筋
長拇趾伸筋腱→長拇趾伸筋
長趾伸筋腱→長趾伸筋

と全部、脛の筋肉に繋がっています。

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(参照:下腿の筋肉 - 筋肉・骨格ガイド)

足指が浮いていると腱が出る

これらの脛の筋肉は足指を
足の甲の方に反らせるのが主な働きです。
逆に足の甲(足指の関節)を伸ばす際にも働きます。

足指を甲の方に上げてみると
足首の腱が浮き出てきますよね。

ということはプリエの時に
足首の甲の方の腱が出てくるということは
足指が甲の方に浮いているということです。

前回、プリエで踵を押しなおす話をしましたが
だからといって足指・MP関節が押せてなくては
足の腱が出て足首の屈折を邪魔してしまいます。

また、MP関節を押そう意識して
MP関節より先の足指が
浮いてしまいがちになりますが
きちんと足指も床についていないとダメですね。

前回の記事でも紹介した
石井久美子さんの動画でも
足指が浮いていないことが良く分かります。

3.さいごに

いかがでしたでしょうか。
今日の話をまとめると、

・プリエで足首の腱が浮き出るのは間違い。
・何故なら足首の腱が出るのは
 足指が甲の方に浮いている証拠だから。
・足首の腱が出てると
 プリエを深くするのに必要な
 足首の屈折が邪魔される。

ということでした。

難しいのは全ての指を均等に
床に付けないととダメなことです。

親指、親指以外の指、親指のMP関節
どれが浮いてもどこかの腱が
出てしまいますからね。

もちろん忘れずにMP関節も踵も
押すのが難しいです。

訓練ですねー。

いやーもはや解剖学を学びたい。
それでは!