つま先の伸ばし方①
前の記事からしばらく経ってしまいました。
今回はつま先の伸ばし方について書きます。
つま先の伸ばし方については色んな方面で書きたいことがあるので、①としておきます。
0. つま先を伸ばすことの「間違い」
「つま先伸ばして!」
この指導を聞かないレッスンはありませんよね。
ただ私は長年、この「つま先を伸ばす」を大いに間違えて理解していました。
つま先は伸ばすけど、指は曲げない丸めない!
アキレス腱は縮めない!
本当に意味が分かりませんでした。
( ;∀;)指を曲げずに、アキレス腱を縮めずにどうやってつま先を伸ばせるのやら。。。
それが、東京の教室で足の構造を教えてもらっただけで、やっと意味が分かりました!
間違っていたのは、「場所」です。
1.足の構造
足の構造はこんな感じになっています。
意外と関節がいっぱいです。
2.”指を曲げない、丸めない”と注意されるときに曲げている場所
上記の注意を先生にされていた時、私はずっと
IP関節/DIP関節という、足の指の第1関節・第2関節部分を曲げていました。
写真で見るとここです↓
文字で書くと改めて不思議なのですが、
つま先を伸ばせと言われてるのに曲げてたんですよね(笑)
3.本当に伸ばしたいところ(MP関節/リスフラン関節)
本当に伸ばしたいところは、MP関節とりリスフラン関節言われる部分です!
当たり前と言えば当たり前なんですが、
その2つの関節を教えてもらった時の率直な感想が
「こんなところに関節あるんですね。」でした(実際に声に出して呟いてました😂)。
この2つの関節を曲げようとすると、自然と足の甲が伸びるんです!
しかも、指の第1、第2関節関節を曲げなくても、
この2つの関節を曲げる(甲を伸ばす)ことができるんですね~。
つまり
指を曲げ(丸め)ずに、伸ばせる
のです!!(/・ω・)/
(かなりつりそうになりますが)
手の関節で見ると、さらに理解が進みます。
お粗末な写真ですが、手で再現したつま先の伸ばし方はこんな感じなのかなと↓
4.アキレス腱
アキレス腱に関しては、MP関節などを伸ばす意識するだけで
だいぶ改善します。
というか、アキレス腱のことはあまり考えなくても、
MP関節を伸ばすだけでいい位なんです。
アキレス腱が縮んだ状態とは
足を前に出して座って、つま先を伸ばしてみてください。
つま先を伸ばした状態でアキレス腱の部分を、下の写真の様に触って
軽く押してみてください。
(お粗末な足で申し訳ありませんm(__)m)
どうでしょうか。
写真の、ちょうどアキレス腱のあたりに置かれている手の指のあたりを見てください。
一つ目の写真は「アキレス腱が縮んでる」状態の写真です。
アキレス腱がピンと緊張して、指で押しても固い状態です。
対して、二つ目は「アキレス腱が縮まずにつま先を伸ばせている」状態です。
(そんな伸びてませんがw)
アキレス腱の感触が柔らかく、指で押しても跳ね返りがなくフニフニしてます。
ちょっと違う感じに見えると思います。
皆さんも触りながら確認してみてください。
何を変えたか
左右で私が何を変えたかというと
「かかとを引き込んだか」どうかだけです。
つま先を伸ばそうとして、かかとを
足の甲の方向に(あるいはふくらはぎに近づけるように)「グッ」と引き込むと、
必ずアキレス腱が緊張してしまします。
ではどうするのか、
①足を前に出して座る
②足をフレックスにする
③かかとを引き込むのではなくて、MP関節を意識してつま先を伸ばす
(かかとは多少動きますが、MP関節を伸ばす方を意識してください)
何度か、足を触りながら試してみてください。
アキレス腱が緊張してると何が良くないか
いらない力が入っているため、ふくらはぎが痛くなったり、
柔らかく動けなかったりします。
アキレス腱が緊張している状態が普通になっていると、
あまり何も感じなかったりします。
いったん緩め方を知った後にアキレス腱を緊張させてつま先を伸ばすと、
足首にかなり違和感のある痛みを感じます。
まとめ
長くなりましたが、つま先を伸ばすポイントは
①足指の第1、第2関節は曲げない
②代わりにMP関節/リスフラン関節を動かす
③かかとを引き込むことで甲を伸ばそうとしない
の3つです!
MP関節のトレーニングなどについては、
色んなプロのバレリーナさんが記事にしてくれてますので
調べてみてもいいと思います✨
よくあるのは、タオルギャザリングですね。
これも足指の第1第2関節でしてる人がいますが、
MPでしてみてください。めちゃくちゃ難度が増します!
最後は、大好きなJapaneseバレリーナ、金子扶生さんの写真で
それではまた次回(^^♪