大人から始めるバレエライフ

大人(大学生)からバレエに目覚めたOLによる、バレエの気づきを共有するブログです♪

前に進むシソンヌ(シソンヌ・アンナ・バン)はアラベスクで

こんばんは!
色々とネタが溜まっているのですが、一つずつ。
今日はシソンヌのお話です。

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1.はじめに

シソンヌのことを改めて書くきっかけになったのは、
ポアントクラスでのシソンヌです。
ポアントでシソンヌをした時に、
何とも言えないやりにくさを感じました。

・後ろ足はどうやって着地するんだっけ?

・どうやって飛ぶんだっけ。飛びにくい。。

バレエシューズの時はあまり何も思わないんですけどね。

 

ポアントだと出来ていない
色んなことが顕著に出ますよね。

シソンヌもその一つだったみたいです。

 

2.シソンヌの種類 

シソンヌは5番ポジションからドゥミプリエで両足同時に踏み切り
両足を広げて飛び、片足で着地するジャンプです。

着地の仕方と飛ぶ方向で色々と名前が変わります。

 

◆シソンヌ・フェルメ

基本的なシソンヌの形です。
着地後に5番ポジションに戻すシソンヌです。


フェルメ/Fermee

 

また、これに加えて方向別で呼び名が少し変わります。

”シソンヌ・フェルメ・アンナ・バン”:動画の様に前に飛んで後ろ脚を後ろに開く
”シソンヌ・フェルメ・アン・ナリエール”:後ろに飛んで5番の前足を前に開く
”シソンヌ・フェルメ・ドゥ・コテ”:右または左に飛んで、左または右の足を横に開く

シソンヌ・ドゥ・コテは
眠れる森の美女(第3幕)オーロラ姫のバリエーションで出てきます。
下の動画の35秒目の辺りです。


Diana Vishneva - Aurora Variation - Sleeping Beauty Act III

◆シソンヌ・ウ―ベルト

片方の足を上げたまま、片足で着地するシソンヌです。

フェルメの部分で書いたように、飛ぶ方向は前後左右あります。
前(アンナ・バン)に飛んだら、
着地しても後ろに上げた足は降ろさずに、
アラベスクやアチチュ―ドでキープします。

下の動画は前後・左右の見本です。


43 Sissonne ouverte


動足(着地した時にキープする足)がパッセを通って上がる場合は、
”シソンヌ・ウ―ベルト・アン・デベロッペ”と言うそうです。

3.前に進むシソンヌのポイント

ポアントだとなんだかやりにくい。。と冒頭で書いたのは、
シソンヌ・フェルメ・アンナ・バン。
5番からジャンプして後ろ足を振り上げて、着地で5番に戻すシソンヌです。

なんか飛びにくい。なんか変。の原因は
後ろ足でした。

シソンヌの時の後ろ足の出す方向は気にしてるでしょうか。

私はあんまり気にしてなかったんですよね。

 

「後ろ足はアラベスク

この意識を持つだけで、
体の向きも5番の入り方も正しい位置になり、
2回、3回とシソンヌを続ける時でも
次のプリエとジャンプがしやすくなります。

私はちょっと体が開いて(前に向き気味)いる状態で、
さらに骨盤からも前に開いている状態で
飛んでいたようです。
なので着地後、5番に入れた時に体の向きが少し歪んでいたようです。

前に飛ぶシソンヌ・アンナ・バンが
レッスンでも一番よく使うと思いますが、
中々簡単にはいかないものなんですね。

 

バレエはやっぱり奥が深いです。

そういうところが好きなんです。

 

ということで、今日のまとめ

4.まとめ

・シソンヌには着地の仕方と飛ぶ方向で色んな名前がある

・前に飛ぶシソンヌ(アンナ・バン)の後ろ足は、アラベスク!と思って上げる

 

です。

 

それでは今日も一日お疲れ様でした♪