ジャンプ前の助走「パ・クリュ」とは
こんばんは!
相変わらず今日も筋肉痛です😂
東京の教室に移ってから、
色んなパをするので初耳のパの名前が
沢山です。
今日はその一つ、パ・クリュです。
名前を知らなくても、実は見たことあったり、
やってたってことがあると思います。
1.パ・クリュとは
パ・クリュ(pas de couru)は、
「走るステップ」という意味です。
バレエの古典的なステップで、
グランジュッテなどのジャンプの前の
プレパレーション(準備)でよく使われます。
このジュッテの前のステップがパ・クリュです。
ちなみに、
今日話したいパ・クリュとは別ですが、
皆さんご存知のこちらのパ。
白鳥の湖で、オデットが登場する時の動きです。
"Swan Lake" - Act 2 - Zakharova & Bolle
そう、パ・ド・ブーレです。
これは正確には、パ・ド・ブーレ・クリュです。
もしくはスイヴィとも言うそうです。
2.動きの解説
パ・クリュの動きは簡単そうですが、
やろうとするとなんだかよく分からなくなります。
その後にジュッテをするにも、
重心の移動が難しくて、
ジャンプの助走のはずなのに助走にならない😅
パ・クリュ・ジュッテのコンビネーションを
スローで見てみましょう。
参考にしたのはこちらの動画です。
pas couru - grands jetés attitude derrière: ballet tutorial (beginner)
分かりました?
では、静止画で見てみます。
右なので、
①左足クロワーゼ・ドゥバンから始めます。
②ドゥバンにした左足を踏み出します。
③右足を出して
④少し飛び上がります。
⑤⑥踏み切った左足を前に出しながら
⑦前に持ってきた左足を右足より前に出して
右足から着地します。
その後
⑧左足⑨右足とついて、
⑩左足を振り上げてジュッテ・アチチュ―ドに入ります。
3.ポイント1:リズム
パ・クリュをマスターするにはリズムが重要です。
(私はあまりマスターしてないので、
重要”だそうです”ですね)
②のドゥバンにした足を踏み込むのを「いち」
として、
「たっ、たたっ」「いちっ、にっさん」のリズムで
ドゥバンにした足を踏み込む②から
左足を着地する⑧までをします。
ジュッテまでは、
「たっ、たたっ、たっ、たっ」
「いちっ、にっさん、いちに(ジャンプ)」です。
4.ポイント2:肩ではなく足を前に出す
体よりも足が前に出るように
足を前に出すのがポイントのようです。
前に出した足の上に
骨盤とお尻を持ってくるようにします。
肩(上体)が骨盤や足よりも前に出てしまうと、
ジャンプで飛び上がる時に
しっかりと床を押すことができなくなるようです。
5.さいごに:練習はジュッテまで
パ・クリュはあくまで助走なので、
練習する際はその後のジャンプまでの動きを
練習することがおススメです。
私はいつもパ・クリュの動きに迷って、
結果、ジュッテの直前のステップが
ぐちゃぐちゃになります。
パ・クリュの後の1ステップが肝かもしれません。
特にやっぱり左ですね。
それでは!