混乱!シュル・クドゥ・ピエとクッペ
こんばんは!
今週のクラスでのブームの一つは
「シュル・クドゥ・ピエ」でした。
なんとなくやってましたが、
シュル・クドゥ・ピエって何?
ということで今回は、
シュル・クドゥ・ピエとクペについてです。
1.異なる使われ方
この記事を書くために、
シュル・クドゥ・ピエとクペについて
調べてたのですが、大混乱!!
人によって言ってることが違う~!
そして「人によってターミノロジーが違う」
ということも良く言われていることのようです。
そういう前提で読んでください(苦笑)
2.大きな違い
シュル・クドゥ・ピエとクペの大きな違いです。
シュル・クドゥ・ピエ:ポジション
クペ:動き
「 人によって言ってることが違う~!」
と言っていたのは、
シュル・クドゥ・ピエとクッペはポジションの違い
と理解している人も一定数いるようだったからです。
主にはシュル・クドゥ・ピエはポジションで
クペは動き、という前提で話を進めていきます。
3.シュル・クドゥ・ピエ
シュル・クドゥ・ピエは
チャコットのサイトから引用すると、
直訳すると「足首の上に」。足を5番ポジションに組み、軸足の足首に動足のつま先やかかとを寄せて重ね合わせ、ときには足の裏全体で足首をくるんでしまうポーズのこと。いずれも動足のつま先は床に向けて。見た目はルティレの足首バージョンといったところでしょうか。レッスンでは略して「ク・ドゥ・ピエ」と呼ばれることが多いでしょう。
© Chacott All Rights Reserved.
ということです。
引用に書かれているポジションのバリエーションは
前・包む・後ろの3パターンです。
©Youtube from Kathryn Morgan's channel
シュル・クドゥ・ピエの注意点は、
・鎌足にならないこと
・軸足のくるぶしの位置につま先がくること
です。
4.クペ
クペは、動きを指します。
またまた、チャコットから引用すると、
フランス語「切るcouper」が由来のつなぎのパです。軸足を取り換える動きです。
たとえば、右足を横方向へタンジュし5番ポジションの前に閉じ、挟みきったとき、軸足だった左足を後ろのシュル・ドゥ・ク・ドゥ・ピエにする。
© Chacott All Rights Reserved.
こちらの動画の3分2秒辺りから、
クペの動きの説明になります。
※説明は英語です
Beginner Ballet Series- Coupé & Sur le Cou-De-Pied
こちらの動画は、ここまで書いた、
シュル・クドゥ・ピエはポジション/クッペは動き
というターミノロジー通りに説明をしてくれています。
5.ポジションとしてのクペとシュル・クドゥ・ピエ
”2.大きな違い”のところで書いた
シュル・クドゥ・ピエとクペはポジションの違い
と理解する場合のことも説明しておきます。
この場合、クペとシュル・クドゥ・ピエのポジションの違いは
次のように理解されていることが多いようです。
【シュル・クドゥ・ピエ】
©Youtube from Maine State Ballet's channel
”3.シュル・クドゥ・ピエ”の項目で書いた中の、
包み込むタイプのことだけを指すようです。
【クペ】
そして、クペは
”3.シュル・クドゥ・ピエ”の項目で書いた中の、
前と後ろのパターンを指すようです。
英語ですが、こちらの動画がクペをポジションとして
違いを説明しているものになります。
(クペが動きを指す場合もあることも冒頭で
話されています)
Leigh Purtill Ballet - Coupé & Sur le cou de pied
6.さいごに
先生がどちらの意味で「シュル・クドゥ・ピエ」と
「クペ」を使われているかは、
お手本を見せて説明して下さっている時に
なんとなく分かると思います。
なんとなくではありますが、
ポジションの違いとしてクペとシュル・クドゥ・ピエを
使い分けられている場合が多いような気がします💡
それでは!