コマネチラインを縮めない~パッセはつま先で上げるの意味~
こんにちは!
昨日は久しぶりに
ストレッチクラスを受けてきました。
以前、
お風呂とマッサージって大事 - 大人から始めるバレエライフ
でも書いたのですが、
ストレッチやマッサージは身体を緩めるために
重要ですね。
今回はストレッチクラスで分かったことを
書いてみます。
※ちなみに私、ストレッチはかなり苦手で硬いです
(強力なゴムみたいな感じ)
0.力が入っていることに気づく
ある部位に力を入れて動かすことに慣れてしまうと、
その状態が普通になってしまい、
「力が入っている」ことにすら気づかなくなります。
「ここに力が入ってるよね」と言われても、
「いえ?」と言う感じでよくわかりません(笑)
色んなストレッチを行うことで、
「あ、いつもここに力入ってるんだ」
「あ、ここ伸びてなかったんだ」ということに
気づきやすくなります。
今回、力が入ってることがやっと分かったのは、
コマネチライン!(笑)
パッセする時やエカルテする時や色んなときに
「骨盤の前の部分をキュッとしないで」と
注意されてたのですが、
いまいち意味が分かってませんでした。
そもそも、その部分に何も感じてませんでした。
(正式名称が分からないので、
以後”コマネチライン”と言い続けます)
1.カエルのストレッチ
コマネチラインが伸びてないこと
が分かるストレッチです。
うつ伏せでのカエルのストレッチは、
一度はされたことがあると思います。
私はこのうつ伏せでのカエルのストレッチを
そもそも正しく出来てなかったんですよね。
なので、ご存じの方もいると思いますが、
正しいカエルストレッチを書いておきます。
このカエルのポーズでのポイントは
①お尻が”ぷりん”と出ない
②お腹を伸ばす
③恥骨をつける
④足の内側(床側)をベタッとつけるイメージ
です。
まず、割と股関節が柔らかくないと、
下の図のような完璧にうつ伏せの状態でのカエルポーズは
出来ないということが分かりました!(´;ω;`)
①お尻が”ぷりん”と出ない
もう私はここから間違えてました。
カエルのポーズと言うと、
”うつ伏せで寝た状態から
両ひざを持ち上げて足と足の裏を付けるポーズ”
とだけ思ってたので、
お尻とかお腹とか全く気にしてませんでした。
お尻が出ないとは、こんな感じです。
ちょうどいい画像がありました。
https://www.instagram.com/p/BXyAUv4lSC1/
この足の角度でこんな感じに
お尻を真っすぐにしようと思うと、
(私は)まず恥骨も内ももも床につきません。
なので、こんな感じに、
まずは恥骨もお腹も内ももも床から浮かして、
腕の方に体重をかけてポーズを取ります。
②お腹を伸ばす
上の画像の様に、腕に体重をかけて
恥骨・お腹・内ももを床から浮かしてポーズをしていると、
次第にお腹が重力に従って落ちてきます。
(お尻が出て来てもお腹が落ちます)
お腹は頭の方に向かって伸ばします。
お腹がぎゅーんと上に伸びるまで伸ばします。
この時点で、コマネチラインがかなり
伸びている感覚がありませんか。
この伸びている感覚に比べれば、
バーレッスンしてる時は縮めてます。
③恥骨をつける
さて更に、そのままお尻は出さず、お腹も伸ばしたまま
恥骨をつけて行くのが理想です。
が、恥骨がついてない状態から始めた人は
多分、「え?どうやって。。」となると思います。
(私はつかない!)
その場合は、90度に曲げてる膝と股関節を
すこし降ろして大丈夫です。
降ろすというのは、曲げる角度を緩めて、
つま先の方に伸ばすということです。
お尻を出さずに、お腹を伸ばしたまま、
恥骨が床につく位置まで足を延ばしてください。
もう、ほとんど真っすぐじゃない?って
ところに行かないと恥骨がつかない人も居るかも。
(もはやカエルじゃない!Σ(゚д゚lll))
でもそれが正しい位置になります。
股関節周りが硬いという現実を突きつけられます。
(あーん、悲しい)
恥骨がつく位置にきたら、
お尻の下の方が集まっている感覚も感じてください。
(力が入っている訳ではない。
詳しくは「お尻を締める」のお尻ってどこ? - 大人から始めるバレエライフ
を参照)
④足の内側(床側)をベタッとつけるイメージ
②までやった時も、③までやった時も、
内ももを床にペタッとつけるイメージをしながら
ストレッチしてみてください。
恥骨をつけずに②の状態でストレッチするのも良し、
足を少し伸ばして恥骨をつけた状態でストレッチするのも良しです。
足の裏を合わせるのは、全部できてからですね。
2.ペタン座りの練習
カエル(足の裏合わせないVer)で、
コマネチラインが伸びているのを感じました。
次は、コマネチラインに力が入っている感覚を感じます。
子供の時は出来てたのにいつの間にか出来なくなってた
ペタン座りの練習です。
(できる人は大人になってもできるみたいですね)
これです。
もっと膝を外に開いてもいいです。
この時のポイントは、
①お尻を出さない(ちょっと背中を丸める)
②足の付け根の力を抜く
③お尻を床につける
これでお尻を床につけられない人は、
コマネチラインが強張っているのを感じると思います。
「あー、確かにエカルテする時とか、
こんな感じの強張りがある。。」と私は思いました。
でも「ふぅー」と息を吐いて
力が抜ける感覚を感じてみてください。
ちなみに、私はこのペタン座りとか
大腿骨を内側にクルッとする動きがかなり苦手です。
そしてペタン座りに関して言えば、
骨盤の付け根も痛いんですが、
膝も爆発しそうになります(苦笑)
でも、いつもストレッチしない方向にも
ストレッチをすることは滑らかな動きをする、
故障しない上では重要だそうなので、
無理のない程度でストレッチします。
3.パッセしてみる
2つのストレッチで、
・コマネチラインが伸びる感覚
・コマネチライン(足の付け根の中の方にも)に
強張りがある感覚/抜く感覚
を感じられたかと思います。
この感覚を覚えて、
立った状態でパッセをしてみてください。
どうでしょう。いつもと違いますか?
コマネチラインを伸ばして、
足の付け根の中の筋肉がキュッとならない状態で
パッセに出来たでしょうか。
「足の付け根に力が入ってる」というのは、
コマネチラインを縮ませることで足を上げるので、
パッセしてる足の方の胴体の側面も縮んでしまう状態
のことだったのか(な?)ということが分かりました。
コマネチラインに力を入れるのではなくて、
つま先が上がってくる感覚
(ごめんなさい、これはまだイメージしか分かってません)
でパッセまで持って行けたらバッチリです!
アラセゴンの時でも、エカルテの時でも、
同じです。
4.さいごに
いかがでしたでしょうか。
紹介したストレッチは、くれぐれも無理のない範囲で
試してください。
それでは!